【重要】HPVワクチンキャッチアップ接種の終了について
子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一の癌です。ワクチン(シルガード9:9価ワクチン)は12歳から16歳の女性の定期接種ワクチンとなっております。
これまでワクチン接種機会を喪失していた17歳から27歳女性に対しては2024年度までキャッチアップ接種として公費助成されておりましたが、その補助は2024年度で終了となります。ワクチンは半年かけて合計3回接種を受ける必要があり、キャッチアップ接種対象者がすべて公費で接種を受けるためには2024年9月までに接種を開始する必要があります。(初回が期間内に接種開始できても、2回目や3回目がキャッチアップ対象期間(2025年3月末)を過ぎると自費になってしまいます)。
【2024/12改訂】
HPVワクチンの供給不安定化の影響で、キャッチアップ接種期間は条件付き延長となりました。2025/03/31までに1回でも接種を受けた方は2026/03/31までに公費助成ありで受けられるように、2024/12月に決定しました。
こちらもご参照ください☞◆HPVワクチンの接種を検討してみよう!~キャッチアップ接種の期間が条件付きで延長されました~(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)
※接種間隔は通常2回目が初回接種の1か月後、3回目が初回接種の6か月後となります。下記が一例です。
例)9月1日 1回目接種 → 11月1日(2か月後) 2回目接種 → 3月1日(6か月後)
※ただし上記スケジュールでの接種が困難な場合、最短で2回目は1か月以上開けて、3回目は2回目から3か月以上開ければ接種が可能です。
例)9月1日 1回目接種 → 10月1日(初回より1か月以上経過) → 1月1日(2回目から3か月以上経過)開始が遅くなると場合によっては3回目が公費から外れてしまう事があるため、ギリギリまで遅くすることはお勧めしませんが、R6年11月が最終ラインとなります。※当院での11月ギリギリスケジュール(当院営業を期間を加味した、全3回を期間中に終わらせる最終スケジュールです)
11月27日 1回目接種 → 12月27日 2回目接種(初回より1か月以上経過) → 3月27日~31日 3回目接種(2回目から3か月以上経過)
ご希望の方に対応できるよう当院も努力していこうと思います。ご希望の方はお声かけくださいますようよろしくお願いします。
当院ではHPVワクチン接種を実施しております。ご希望の患者さんはお気軽にお問い合わせください。
※新宿区は小学校6年生~高校1年生相当の男児にもHPVワクチン(ガーダシル:4価ワクチン)定期接種があります(公費助成あり)。将来の伴侶の子宮頚癌の防止、および陰茎癌・咽頭癌防止に接種をおすすめします。詳しい助成については新宿区のホームページをご確認ください。